個人間融資掲示板 金融ニュース

いつも当サイト「個人間融資掲示板」のご利用ありがとうございます。

政府は、今秋に予定する景気対策の柱として、民間事業などに資金を投じる財政投融資(財投)を積極活用する方針だ。日銀のマイナス金利政策に伴い、政府が財投用に借りる資金の金利が大幅に低下しているためだ。政府は「規模を拡大しても財政健全化目標に影響しない」と財投で貸し出す金利の引き下げも検討している。だが、市場では、将来の金利上昇リスクなどを懸念する声も出ている。【横山三加子】

「新たな低利貸付制度によって21世紀型のインフラ整備をする」。安倍晋三首相は、消費税増税の再延期を表明した今月1日の記者会見で低金利の財投を景気対策に最大限生かしたい考えを示した。自民党も参院選公約に、財投を活用し、今後5年間で民間資金と合わせて30兆円の事業規模を確保することを盛り込んだ。

政府が財投の対象として検討しているのは、リニア中央新幹線の大阪延伸時期の前倒し。JR東海は東京-名古屋を2027年に先行開業し、大阪への延伸は45年を目指してきた。ただ、政府はリニアを成長戦略の目玉としたい意向。財投の活用で最大8年程度前倒しする方向だ。

低利奨学金の拡充にも財投の活用を検討している。奨学金の返済に行き詰まる人が増え、支援策が課題となっているためだ。

財投活用を後押ししているのは、日銀によるマイナス金利政策。金利が歴史的な低水準となっていることを受け、政府は財投の貸出下限金利を現行の0・1%から下げることを検討している。

財投は税金を原資とする一般会計予算の枠外のため、社会保障費などの政策経費を税収などでどこまで賄えるかを示す基礎的財政収支には影響しない。安倍政権は消費税増税を19年10月まで2年半延期しても基礎的財政収支を20年度に黒字化する目標を維持しており、財投は使いやすい財源といえる。

しかし、今月10日に開かれた財政制度等審議会(財務相の諮問機関)の財投分科会では、委員から「デフレから脱却すればマイナス金利政策も終わる。将来の金利変動に備えるべきだ」などと将来の金利上昇リスクを懸念する意見が出た。財投は貸し出しが長期間にわたるため、その間に政府が財投債(国債の一種)を発行して財投用に借りた資金の金利が上昇し、貸出金利を上回る可能性がある。財務省は財投債の発行期間を調整するなどしているが、対応を誤れば大きな損失につながる恐れがある。

また、政府は、低利の財投資金を民間に貸し出し、企業の設備投資などを促したい考え。08年のリーマン・ショック後、政府は財投で中小企業の資金支援などを行ったが、市場では「現在は企業の資金需要が低迷しており、ニーズがあるのか疑問」との指摘もある。

財投はかつて郵貯・簡保の資金を原資に拡大し、「第二の予算」と言われた。だが、無駄な公共事業を生んだため、「官から民へ」の流れの中で01年から改革を進めてきた経緯がある。当時400兆円以上あった残高は157兆円(15年度末、見込み)に減少。ニッセイ基礎研究所の石川達哉主任研究員は「低金利を理由に財投の趣旨から外れる融資を増やせば、無駄な事業を増やし昔に逆戻りしかねない」と指摘している。

◇◇財政投融資◇

政府が財投債(国債の一種)を発行して市場から借りた資金を原資にして、政府系金融機関などを通じて行う投資や融資。事業が長期間にわたったり、リスクが高かったりして民間だけでは手を出しにくい事業に資金を提供する。

 

お金借りれる掲示板管理人

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ページ上部へ戻る