「生前退位のめでたさも強調」「驚きあった」 平成に変わる新元号『令和』に

1日、政府は平成に変わる新元号「令和(れいわ)」を発表した。

 安倍総理は談話を発表し、「令和」の典拠が万葉集の「時に初春の令月、気淑く風和ぐ。梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす」であることを改めて説明。「人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つという意味が込められている。万葉集は1200年あまり前に編纂された日本最古の歌集であるとともに、皇族・貴族だけでなく、防人や農民まで幅広い階層の人々が詠んだ歌が収められ、我が国の豊かな国民文化、長い伝統を象徴する国書。悠久の歴史と香り高き文化、四季折々の美しい自然。こうした日本の国柄をしっかりと次の時代へと引き継いでいく。厳しい寒さの後に春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のように、ひとりひとりの日本人が明日への希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることができる、そうした日本でありたいとの願いを込め、決定した」と、新元号に込めた意味を述べた。

「生前退位のめでたさも強調」「驚きあった」 平成に変わる新元号『令和』に
 そもそも、今回引用された万葉集の歌の意味はどのようなものなのか。国文学研究資料館准教授の相田満氏は「令月は中国由来の言葉で、2月・春を指すめでたい月のこと。梅も中国からやってきた花で、万葉集の時代は花といえば梅。梅の美しさを女性にたとえていて、鏡の前にいる女性の白粉、珮後はベルトのバックルのようなものだと思えばいいが、そこから心地よい香りが漂ってくるという、めでたさを前面に出したもの」と解説。そのうえで「皇位継承が生前のうちに行われるということで、そういっためでたさも強調されていると思う」との見方を示す。

 また、安倍総理が国民に向けた「梅の花のように国民がそれぞれの花を咲かせることができるように」とのメッセージについては、「人々の仲を和気あいあいとするという気分をもって、かつてのデフレマインド脱却しよう、励ましていこうという気持ちが込められていると思う」と読み解いた。

「生前退位のめでたさも強調」「驚きあった」 平成に変わる新元号『令和』に
一方、「第1次安倍政権で掲げていた『美しい国』と重複した」と指摘するのは政治ジャーナリストの細川隆三氏。「そういったものに賛否はあるが、僕は率直に受け止めたい。『令』という字はあまり予想されておらず、サプライズ感は強い」と印象を明かす。

 テレビ朝日元アメリカ総局長の名村晃一氏は「海外の報道では『秩序』『調和』といった言葉が多く使われている。平成は戦争がない時代だったが、経済は若干下がり基調。その次の時代はもう一度秩序を整えて、調和を保っていこうという率直な伝え方の印象」と海外メディアの報道に注目しつつ、「中国の環球時報は『初めての脱中国』という見出しをつけていて、日本人と中国が感じていることは若干違うのかもしれない」と述べた。

 相田氏は「中国でも古典は縁遠い世界になってきている。(万葉集が)中国の詩に則った表現を取っている一方、日本の漢文学であることも主張していて、(令和は)いい選択だったのでは」との見方を示した。

段々と”元号”という存在に馴染みが薄くなっている常日頃ですが、新元号が発表される時にテレビに釘付けになった時は”私は心から日本人であり、日本の精神をしっかり受け継いでいる”と実感できました。

個人間融資掲示板マロンツリー管理人

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